全日本トラック協会は4月10日、労働力不足が懸念されるトラック運送業界において、即戦力となる退職自衛官の採用求人スキームを設置した。
自衛隊では若年定年制(50歳代半ばで退職)及び任期制(多くは20歳代で退職)を採っており、退職自衛官の中には、大型自動車免許等トラック運送事業への再就職に当たり有用な免許・資格を取得している人も多い。
退職自衛官の再就職については従来、各企業から自衛隊地方協力本部等や、自衛隊援護協会に対して個別に求人を行う仕組みが設けられている。
これに加えて、新たにトラック協会が傘下会員事業者の求人票をとりまとめ、一括して各都道府県の自衛隊地方協力本部等へ提出する枠組みが設けられた。
<退職自衛官の採用求人スキーム>
全ト協では、「トラック運送業界における人材確保に向けた1つのツールとして、ぜひ活用してほしい」と呼びかけている。