タカセが2月7日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、営業収益61億9600万円(前年同期比1.3%増)、営業利益7300万円(40.8%減)、経常利益9400万円(42.8%減)、親会社に帰属する当期利益8500万円(29.5%減)となった。
セグメント別では、総合物流事業は、収受料金の改定および一部主要顧客の業務取扱量が増加したことから、売上高が前年同期間と比較して1.4%増の61億3800万円となった。
営業利益は、売上高が増加したものの、第3四半期連結会計期間に顕在化した作業収益にかかる一定のコスト削減効果が、上期の不振を補うには至らず、中国現地法人におけるコスト削減が進まなかった影響もあり、33.7%減の6000万円となった。
運送事業は、総合物流事業に対する運送分野を担っている。売上高は、主要顧客の業務取扱量減少の影響を受け、前年同期間と比較して6.1%減の2億1300万円となった。営業利益は、売上高の減少による影響はあったものの、コスト削減による原価率改善の効果があり、わずかながら増益となった。
流通加工事業は、当事業が、主に、総合物流事業に対する流通加工(倉庫内オペレーション)分野を担っている。国内物流業務取扱量が減少したことから、売上高は前年同期間と比較して3.8%減の7億4200万円となった。営業損益は、売上高の減少に加え、労務コスト上昇の影響が大きく、前年同期間と比較して1900万円減少し、300万円の営業損失となった。
通期は、売上高83億円(1.3%増)、営業利益1億1000万円(36.0%減)、経常利益1億2000万円(46.5%減)、親会社に帰属する当期利益1億円(67.3%減)を見込んでいる。
ヤマトHD 決算/4~12月の売上高1.6%減、営業利益47.8%減