三井不動産は3月7日、物流ICTに特化したショールーム「MFLP ICT LABO」(約130m2)を三井不動産ロジスティクスパーク船橋I(MFLP船橋I)に開設すると発表した。
物流施設を開発運営するデベロッパーが、ICTに特化したショールームを施設内に設置するのは、初の取り組みで、庫内に8月開設を予定している。
物流業務の効率化・省力化等に資する先進的なICT関連商品や製品などを設置し、当該機器の企業と共にノウハウを相互に提供し合いながら、連携して入居企業と入居検討企業に、新たなソリューションを提案する。
物流業界が直面している人材確保の課題に対し、支援する。
第一弾として、岡村製作所の次世代型ロボット自動倉庫「AutoStore(オートストア)」の設置が決まっており、他社製品についても今後導入を検討する。
自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」は、ノルウェー のAutoStore AS社が開発した次世代型ロボット自動倉庫。
日本では岡村製作所が販売契約しており、専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う自動倉庫型ピッキングシステム。
格子状に組まれたグリッド(支柱・梁)、ビン(専用コンテナ)、ロボット(電動台車)、ポート(ピッキングステーション)の各モジュールで構成している。
オートストアの導入数は全世界で150にのぼり、様々な業種・業態で活用されている。
高い収納効率を生かし、特に多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点やメーカーの保守部品サービスセンターなどに最適なシステムで、直近では日用雑貨・アパレルの大手小売企業など数社が相次ぎ導入している。
なお、「MFLP ICT LABO」を設置するMFLP船橋Iは、昨年9月に竣工した8階建てマルチテナント型大型物流施設。
■三井不動産ロジスティクスパーク船橋I
所在地:千葉県船橋市浜町2-5-7
アクセス:JR京葉線南船橋駅徒歩約8分
敷地面積:42,060.00m2
延床面積:198,386.13m2
構造:地上8階建/RC・S造
三井不動産、日鉄興和不動産/25.6万m2の物流施設にかける思い