東京大学、リコー、ブルーイノベーションの研究グループは3月15日、非全地球測位システム(GPS)環境下でも安定して、障害物を自動で回避できる自動飛行小型無人航空機(ドローン)システムを開発したと発表した。
非GPS環境下でも安定して自動飛行するとともに、経路上の障害物を自動で回避できるドローンシステムを共同開発し、飛行試験に成功した。
東京大学が開発した安定した姿勢制御が可能なドローンシステムに、リコーが開発した3Dビジョンシステムを搭載したもので、移動推定をすることにより自己位置推定が可能な超広角ステレオカメラによって、非GPS環境下でも安定した自動飛行が可能なドローンシステム。
施設内・倉庫内の警備、危険作業を伴う橋の下、トンネルの中の点検などの、GPS信号の受信が不安定または受信ができない環境下で自律飛行するドローンの安全性が高まり、危険作業や目視が難しい場所での作業に大きく貢献することが期待される。