日本電産シンポは、自動搬送車の新しい機能と新機種を開発した。
2016年より本格発売を開始したガイドレス自動搬送台車「S-CART」に、追従機能を兼ね備えた新型機種と、積載荷重1トン(1,000kg)対応の大型機種を開発した。
追従機能型S-CARTは、Doog(茨城県つくば市)との共同開発により、先行する人間・搬送車などへの追従機能を併せ持たせた新型S-CARTを開発した。
先行者等に追従しながら走行するとともに、従来のS-CART同様に特定のエリア内で自動運転をすることが可能で、今秋の発売を予定している。
積載荷重1トンS-CART1000は、S-CARTユーザーより要望が多かった大型機種 積載荷重1,000kgを開発致したもので、カニ歩き機能等、大型機種で求められる安全性、利便性にも配慮し、6月より発売している。
S-CARTの利便性(ガイドレス走行、大容量リチウムイオンバッテリ搭載)を有しながら、障害物センサは、全周に設定可能(検出エリアの制限も可能)。
狭い通路でも使いやすい横行機能(定点旋回も可能)、全高300mmの低床設計で、パレット積載に便利なワイドな天板(幅920mm×奥行1,020mm)を備え、パレット移載に威力を発揮するリフター内蔵機種(ストローク100mm)も同時開発した。
なお、非接触充電機能を標準装備している。