川崎汽船は7月7日、同社が運航する7500台積み大型自動車船“DRIVE GREEN HIGHWAY”が、日本船舶海洋工学会主催の「シップ・オブ・ザ・イヤー2016」を獲得したと発表した。
DRIVE GREEN HIGHWAYは、海洋汚染・生態系の保護、大気汚染、そして地球温暖化という世界が直面する地球環境の重要課題に対して、世界をリードする環境フラッグシップという位置付けで建造された船。
酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)と窒素酸化物(NOx)、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を極限まで低減するための先進技術を結集している。
「シップ・オブ・ザ・イヤー」では、これらの環境先進技術を国際的な規制に先駆けて導入したことを評価した。
竣工直後の2016年2月に横浜港大さん橋で一般の人も対象にしたお披露目式・見学会を開催し、その様子が広く報道されるなど、社会的なアピール度が高い点も評価のポイントとなった。