スカイウィングスは8月29日、セキュリティカメラ世界最大手のハイクビジョンのロボティクス部門と提携し、 セキュリティドローンやドローン対策製品を企業や官公庁へ拡販すると発表した。
ハイクビジョンはセキュリティカメラで世界において高いシェアを保有するが、 一方で更に高度なロボティクス群へ開発を進め、自社開発ドローンやドローンに最適化したアタッチメント群を開発してきた。
これらを組み合わせることにより企業ニーズに合わせてカスタムドローンでの生産対応が可能となる。
セキュリティを考えた場合、既に多くの固定監視カメラが社会に存在するが、昨今のように死角が生まれテロが起きる現状がある。
これに際して現状の固定監視カメラ群ではカバーできない範囲をこうしたセキュリティドローンが将来担い、未然に防ぐことへ貢献すると考えている。
近年急増するドローンの対策として、侵入ドローンの航行を阻止する製品も同時に展開する。
こちらは、現在中東やアフリカを中心に販売が急増していると言う。近年のテロの高度化対策や意図しないドローンの飛び出しにおいて日本でもこうした製品群が導入されることが将来的に望ましいと考え同社と提携したもの。
ドローンは一般的にUAVと呼ばれるが、同社のAGV(無人搬送車)の取り扱いも行う。こちらは既に海外の物流拠点や車両搬送で省人化のため用いられている。多数台での運用が可能で、宅配業者・工場内・駐車場などさまざまなシーンで日本の人手不足問題を解決する手段となると考えている。既に海外では実際に現場投入されている。
スカイウィングスは、ドローンは産業用途機を中心に世界で需要が急増すると考え、国内外の際立った製品群を持つ企業との協業を目指している。今後もこうしたアライアンスを積極的に進めるとしている。