オークラ輸送機は8月30日、仕分け間口をLEDライトがナビゲーションし、投入ミスのないスピーディな種まきピッキングを実現する「PTIシステム」を発売した。
「PTIシステム」は、トータル(集約)ピッキング後の出荷先別仕分けが効率的に行える、まったく新しいアソート(種まきピッキング)システム。
視認性に優れたLEDライトによる投入間口の指示と、見やすいタッチパネルによる投入数指示で、ミスを最小化し、高い作業生産性を実現する。
視認性に優れるLEDライトのガイダンスで、表示器ピッキング装置で発生しがちだった上下段の位置誤認による投入ミスがなくなり、ピッキング精度が大幅に向上した。
位置情報をアナウンスする音声ガイダンスをオプションで装備すれば、確実度がさらにアップする。
棚に表示器がないので、結露(低温)等による表示器の故障や表示器移動時に発生しやすいケーブルの破断といったトラブルがない。
間口数や表示位置が自由に変更できるフリーアドレスで、棚増設も簡単。アイテムやSKUの変更が頻繁に発生しても、柔軟に対応できる。
「1セット1作業者」が標準だが、LEDライトを増やしたり、ハンディターミナルのシステム追加をすることで、複数人員での同時作業も行える。このため、物量が増えても、設備を増設せずに処理することができる。
システムを構成するのは、棚とLEDライト、タッチパネル、リングスキャナだけ。導入費を抑えることができる。