佐川グローバルロジスティクスは9月1日、埼玉県東松山市の大型物流施設「東松山SRC」で、6月1日から無線通信データを読み書きする自動認識システム、RFIDを用いた入出荷検品業務を開始したと発表した。
同施設で受託しているアパレルチェーンのコーエンについて、コーエンのサプライチェーン全体の最適化を図るために導入したRFIDを活用している。
入荷と出荷の2工程でおこなう検品業務に、ゲート式のRFID読み取り機を設置することで、入荷検品においては1時間当たりの生産性が7.8倍向上、出荷検品においても8.9倍の向上に成功した。
生産性向上により、省人化を実現し、物流業界の「人員不足」という課題に対応している。
システム導入により、コーエンが目指すサプライチェーンの最適化に物流工程で貢献することが可能となった。
「オーダーメイド物流」を掲げている佐川グローバルロジスティクスでは、この事例をもとに独自の倉庫管理システム「SWMS」とRFIDを組み合わせた商品開発に積極的に取り組み、お客のサプライチェーン全体の効率化に取り組んでいる。