岩手県は9月23日、釜石港でガントリークレーンの供用を開始した。
2015年度に釜石港へのガントリークレーン整備方針を固め、大阪府よりガントリークレーンの無償譲渡という復興応援により実現した。
大阪府泉大津市の堺泉北港助松ふ頭第8号岸壁のガントリークレーンA-1号機を釜石港須賀地区公共ふ頭-11.0m岸壁に移設した。
釜石港では、東日本大震災直後に国際フィーダーコンテナ定期航路が開設されて以降、コンテナ取扱量が年々上昇を続けており、2015年には、岩手県の過去最高記録を上回る、4420TEUを記録した。
2016年には、県下初となる1港2船社サービス体制が敷かれたことで、貿易手段の選択肢も広がりをみせるなど、国際流通拠点港形成に向けた歩みが進められていた。
一方で、釜石市(第三セクター)が整備・運営するコンテナクレーンでは、年々増加するコンテナ貨物への対応が困難となりつつあったほか、近年大型化が進む国際フィーダーコンテナ船、更には今後寄港予定の外貿コンテナ船への対応も見据え、高いコンテナ荷役能力を持つ、ガントリークレーンの導入が望まれていた。
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