富士通は10月11日、フィリピンで、オフショア拠点であるグローバルデリバリーセンター(GDC)を拡大するため、マニラGDCに加え、新たな拠点をセブ島に開設した。
新たに開設するセブ島GDCは、日本語習得者率の高さに加え、教育水準が高く、多言語で対応できる熟練した技術者が多くいることが、開設を決定する重要な要素となった。
セブ島のGDCでは、今後2年間で400名体制にすることを計画している。
当初の注力分野として、顧客の業務アプリケーション開発支援サービスを提供する。
高いソフトウェア開発技術を持つフィリピンの人材を活用し、迅速で効果的、かつコスト効率の高いサービスを提供していく。
フィリピンGDCの、Arlene Gregorio責任者、「富士通のGDCは、顧客に高い技術力や多言語対応能力を備えた従業員による高品質なサービスを一貫して提供するために、戦略的に拠点展開を行っている。フィリピンGDCをマニラに加えて開設するにあたり、日本語を話せるだけでなく、優れたソフトウェア開発者が多いセブ島を選択することは必然だった」と述べている。