味の素は10月20日、約150億円を投じ、三重県四日市市に新工場を建設すると発表した。
新工場建設は、東海事業所内に調味料等の製造・包装一貫生産を行う工場を新設し、味の素パッケージングの関西工場の生産機能を集約。
工場の新設には約150億円を投資し、ICT・自動化等先端技術の効果的な導入により2020年度に労働生産性を現状の約2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指す。
また品種切り替え性に優れた製造プロセスの導入により、フレキシブルな生産と、フードロス削減や原料・中間製品の在庫圧縮を実現する。
2022年度以降、年間約25億円EBITDAを改善する見通し。
味の素事業所の一部、クノール食品、味の素パッケージングの生産体制を集約・再編し、新会社を2019年4月(予定)に発足するとともに、総額約400億円の設備投資により、調味料・加工食品の5つの生産拠点を3拠点に集約し、川崎事業所内、東海事業所内に新会社の工場を新たな建設を公表していた。
■新工場概要
所在地:三重県四日市市大字日永1730、東海事業所内
建築面積:1万8300m2(鉄骨造4階建て)
投資総額:約150億円(建物、製造・包装関連設備等)
事業内容:調味料等の製造・包装
着工:2017年11月(予定)
完工:2019年度下期(予定)
【PR】矢野経済研究所/国交省、味の素、SGHD登壇、「物流フォーラム 2030年の物流」