沖縄シップスエージェンシー、ビーワイディージャパン、ヤマトオートワークス沖縄は12月1日、エネルギー、自動車、IT製品などを手掛ける中国大手BYDグループの日本法人ビーワイディージャパン(BYD)の製造する電気バス10台を沖縄県で初めて導入し、来春より運行を開始すると発表した。
安心安全な運用の実現に向け、点検・整備についてはヤマトホールディングス傘下で車両管理サービスを提供するヤマトオートワークス沖縄(YAW沖縄)が行う。
沖縄シップスがBYDの電気バスを10台導入し、来春より那覇クルーズターミナルに寄港する観光客の移動をサポートする。
導入された電気バスの点検・整備はYAW沖縄が担い、運行を支援する。電気バスの整備に関しては、ヤマトグループで初めての取り組みとなる。
電気バスの導入により、沖縄県を訪れる観光客にクリーンな環境を整え、観光満足度の向上に貢献し、観光支援を行う。排気ガス削減により、沖縄特有の魅力ある自然の保全にも貢献する。
沖縄シップスは現在クルーズ客船の代理店事業により、沖縄県の観光産業活性化の一端を担っており、国内外での環境への関心が高まりつつある状況を踏まえ、那覇クルーズターミナル(沖縄県那覇市)に寄港する観光客に、排気ガスの出ないクリーンな環境を整えることによる観光魅力度の更なる向上を目指し、さまざまな取り組みを検討してきた。
中国大手の電気自動車メーカーであるBYDは、日本国内での電気バスの普及に積極的に取り組んでいる。
電気バスは、ユーザーの使いやすさを追求し、排気ガスゼロ、低騒音と非常に高性能であり、2015年2月には京都市に国内初となる電気バスを提供するなど実績を積み重ねている。