豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは12月14日、新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」と自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF(リノバエージーエフ)」、シンプル在庫管理システム「KEY SO-CO(キーソーコ)」を全国40社のトヨタL&F取扱店を通じて発売を開始した。
<新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」>
eコマース市場の拡大に伴う大型物流倉庫の新設や、労働者不足といった環境変化を背景に、物流現場の効率化、自動化を実現するソリューションの需要は一層高まっている。
倉庫内をメインに使用されている2機種のフォークリフトをモデルチェンジするとともに、在庫管理システムを新たに発売する。
「Rinova」は、リーチタイプ電動フォークリフトで物流現場を革新(innovation)していくという想いを込めて、モデル名を一新した。「より長く、より安心に」をコンセプトに、稼動時間の延長や、旋回速度制御をはじめとした安全機能の充実など、商品力の大幅な向上を図った。
ランニングコストやメンテナンスコストを低減できるリチウムイオンバッテリータイプをオプション設定した。
IoTを活用した稼動管理システム「TOYOTA T_Site」もオプション設定し、フォークリフト作業の安全管理をサポートするとともに、これらのデータを活用することにより、顧客の物流オペレーション改善に寄与する。
自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF」は、安全性・使いやすさ・基本性能で大幅な商品改良をした。物流現場の作業状況や目的にあわせて、有人・無人運転の切替えが可能で、近年の自動化ニーズに応える商品とした。
価格は積載トン数1.5t(8FBR15)が286万9000円から。
シンプル在庫管理システム「KEY SO-CO」は、入荷から出庫までの在庫管理作業の効率化、品質向上を図るシステム。
在庫管理システムを初めて使う顧客でも安心して使えるよう、初期設定・操作も容易で、必要機能を備えながらも導入しやすい価格に設定している。
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