三谷産業は3月7日、海外子会社Aureole Fine Chemical Products (ベトナム社会主義共和国ドンナイ省、以下:AFCP社)が、新たに粉わさびの製造を開始したと発表した。
わさびの大手加工メーカーであるマル井(長野県安曇野市)の海外販路拡大を進めるにあたり、東南アジア圏進出のための製造拠点としてAFCP社が選ばれたもの。
マル井とはこれまで、化学品と食品添加物などの販売を行う国内子会社、ミライ化成(長野県千曲市)が、食品添加物や原材料等の販売を通じて、提案力や迅速な対応等で信頼関係を構築してきた。
マル井の東南アジア進出構想に三谷産業グループの商社としての調達力とAFCP社の技術力を提案し、粉わさびの製造を受託した。
今後は、マル井の加工わさびに対する深い知見とAFCP社の誇る技術力を用いて、ベトナム発日本品質の高グレードで低価格な粉わさびを提供する。
ベトナム国内では年間20トンの販売を見込み、日本食レストランにおいて粉わさびのトップシェアを目指す。