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セブンーイレブン/西濃運輸の子会社、北海道でネットコンビニの実証実験

2018年04月05日/SCM・経営

セブン&アイ・ホールディングスは4月5日、北海道の札幌・小樽地区のセブンーイレブン15店で2017年10月から、ネットコンビニの実証実験を開始したと発表した。

<ネットコンビニの概要>
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後藤克弘副社長が同日、都内で開いた2018年2月期決算説明会で明らかにした。ネットコンビニは、実店舗の商品をお客へ届ける店舗出荷型の仕組みを活用。

専用アプリでお客が商品を注文すると、注文データが該当店舗へ送付され、店舗で店内商品をピックアップする。

注文商品は、西濃運輸の100%子会社であるGENieが、店頭まで受け取りに行き、商品をお客に届ける。ネットコンビニの売上高は店舗売上として計上する。

西濃運輸とセブン‐イレブン・ジャパンは2017年4月21日に、お届けサービスの拡大に向けた業務提携を締結しており、提携の一環として、ネットコンビニの実証実験を開始した。

後藤副社長は、「店舗出荷型のネットコンビニは初期投資が少ないメリットがあるが、注文を受けてからお客へ配送するまでの人員と労力に課題があった。西濃運輸の子会社を活用することで、この課題を解決した。配達可能エリア外からのアクセスが多いため、3月20日から対象店舗を20店舗に拡大した。2018年度上期中に100店、2018年度末までには北海道全店1000店へ対象店舗を拡大する」と述べた。

ネットコンビニは、スマホで7時~17時まで受付し、最短2時間で配送する。配送料は税込216円となっている。

配送は、GENieの配送スタッフである「ハーティスト」が担当。女性の配送スタッフが多く、お客からの評判はよいという。

後藤副社長は、「配送網の確立がひとつのカギとなっており、まずは北海道からネットコンビニを開始する。西濃運輸とも相談しながら、ネットコンビニの対象エリアを拡大する。北海道以外のエリアでの導入計画は現時点では未定だ」と述べた。

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