LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ファッション古着のベクトル/物流会社と合弁で物流体制強化

2018年05月03日/SCM・経営

ファッション古着のベクトルは5月1日、アパレル業界に特化した物流会社ジーエフグループとの合弁会社「gf.V(ジーエフドットブイ)」を設立したと発表した。

合弁会社設立により、ジーエフの保有する国内30か所の物流施設にベクトルの出品センターを順次併設し、管理拠点の全国展開を行う。

ジーエフはベクトルのシステムやノウハウを使用し、インフラ整備なくリユース市場に参入することが可能となり、互いの強みを生かしたアライアンスにより、一層の加速度的な事業成長を見込んでいる。

ベクトルはブランド古着マーケットを構築し、ブランド数6000以上、70万点を超えるアイテムを取り扱っているが、リユース市場の拡大に伴い、買取・販売ともに取扱い商品数が爆発的に伸び、商品管理の拠点を増やし物流の体制を強化する必要があった。

ベクトルは商品の査定から買取成立までの手続き・出品作業までをワンストップで行う出品センター「ベクトルグローバルポート」を保有し、2018年6月までにジーエフが運営している全国の物流倉庫のうち当初6か所での出品センター併設を予定している。

査定から出品までのノウハウとマルチチャネル出品システム「ベクトルプレミアムシステム」を提供することでジーエフのリユース市場参入を支援する。

物流をジーエフに任せることで、ベクトルは買取事業と販売事業に集中することが可能になり、ジーエフは国内最大級のブランド古着マーケットを構築しているベクトルの物流を引き受けることで物流量の増加を見込んでいる。

ベクトルではアパレル企業の余剰在庫・サンプル等の買取も行っており、ジーエフが物流倉庫で保管している顧客アパレル企業の在庫をそのまま買取ることで、買取から出品までの作業の効率化できる。

合弁会社のgf.Vは、物流を含めたファッションエコシステムを構築し、3年後に売上50億、営業利益5億を目指す。

品を卸し且つ出品システムを提供する出品センターフランチャイズの加盟店企業を募集しており、店舗だけではなく出品センターを含めたリユースマーケットプレイスの拡大を目指す。

■合弁会社について
社名:gf.V
設立:2018年3月
所在地:東京都港区高輪3-12-8
代表者:代表取締役 児玉和宏
取締役:児玉和宏、村川智博、服部吉彦
資本金:900万円
出資比率:ジーエフホールディングス60%、ベクトル 40%
事業内容:古着等の買取/販売、出品センター/物流センターの運営管理

■ベクトル出品センターフランチャイズ加盟に関する問い合わせ
ベクトル
東京オフィス 
相川(あいかわ)
TEL:03-6453-6936(平日10:00~18:00)
岡山本社
槙山(まきやま) 
TEL:086-250-6112(平日10:00~18:00)

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース