日本郵便は5月25日、ロシアのサンクトペテルブルクで開催されている「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム 2018」を機に、ロシア郵便公社(ロシアポスト)との間で、郵便事業での協力推進を内容とする覚書を締結したと発表した。
主な締結事項は、郵便輸送の高度化の推進、物販、Eコマースでの協力、郵便オペレーション及び郵便サービスのベストプラクティスの共有。
具体的実施内容では、郵便輸送の高度化の推進のために、日本発欧州宛て船便郵便物の一部について、シベリア鉄道を活用した輸送を実施する。
対象国はイタリア、オーストリア、スイス、チェコ、デンマーク、ノールウェー、ハンガリー、フィンランド、ベルギー、ポーランド、ラトビア、リトアニア、ルーマニアの13か国。
対象郵便物は船便郵便物、開始時期は準備出来次第。
13か国宛て船便郵便物の差出から配達までの所要期間は、現在2~3か月だが、シベリア鉄道を利用することで、おおむね半分の日数(35日前後)に短縮される。