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物流AIベンチャーのオプティマインド/第三者割当増資で資金調達

2018年06月04日/IT・機器

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物流AIベンチャーのオプティマインドは5月、ティアフォー(名古屋市)、寺田倉庫(東京都品川区)を引受先とした第三者割当増資により、資金調達を実施した。

2社からは増資を実施するとともに、事業連携とオプティマインドの経営に参画する。

<7月リリース予定「Loogia」サイトイメージ>
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直近では、7月リリース予定の配送ルート最適化クラウドサービス「Loogia」の導入企業を増やし、開発と事業化のスピードを加速させてまいります。

同社は名古屋大学発の物流AIべンチャーであり、組合せ最適化技術を活用した物流配送最適化の分野では、世界トップクラスの研究実績とアルゴリズムを有している。

組合せ最適化、機械学習、統計などの技術を用いて、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画の領域を中心に事業を展開している。

具体的にはSaaSモデルによるAI最適配車クラウドサービス「Loogia」(ルージア)の開発・提供、計算エンジンのAPI連携、R&D事業を行っている。

物流業界では、深刻なドライバー不足やドライバーの高齢化が進んでおり、インターネット通販の拡大による配送の複雑化・小口化が物流量の増加を引き起こし、人手不足にさらなる拍車をかけている。

配送を効率化し、限られたリソースを最大限に活かすことで持続可能なシステムインフラを構築することは喫緊の課題であり、その中でも配送オペレーション領域に挑戦している。

ティアフォーは、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware (オートウェア)」を開発し、国内外の自動車関連企業やベンチャー企業に技術提供している。

2017年12月には全国で初めて交通規制のない一般公道におけるレベル4 (無人運転) の自動運転に成功するなど、自動運転技術の開発と社会実装を推進している。

寺田倉庫のMINIKURAは物流APIを企業向けに提供することで、ゼロからの事業創出から、リリース後のオペレーション安定稼働まで、6年間で30サービスの立ち上げ及び支援を実施してきた。

また、エアークロゼット社やサマリー社等のスタートアップ6社への出資ならびに、事業成長を支えた実績もある。

今回、2社からは増資を実施するとともに、事業連携ならびに当社経営への参画をいたします。

直近では、7月リリース予定の配送ルート最適化クラウドサービス「Loogia」の導入企業を増やし、開発と事業化のスピードを加速させる。

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