ラクーンが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境EC「SD export」は6月4日、昨年台湾と香港に導入したECMSジャパンの越境EC向け物流サービス「ECMS EXPRESS」の対応国を韓国、タイ、シンガポール、マレーシアにも拡大したと発表した。
<安価な航空輸送サービス「ECMS EXPRESS」、アジアに拡大>
物流量の最も多いアジアの6か国で配送手段にECMS EXPRESSが利用でき、船便と変わらない、またはそれ以下の配送料で、航空便での短納期配送を可能にする。
SD exportは、日本国内のメーカーと海外の企業・小売店が取引できるBtoBの越境ECサイトで、物流、決済等の海外販売に伴う煩雑な作業はSD exportがすべて代行するため、日本のメーカーは国内販売と変わらない作業で世界134ヵ国の海外小売店と取引できる。
ECMS EXPRESSはアジア向けECに特化した越境物流サービスで、地域をアジアに絞り、効率的な配送システムを構築したことで安価な運賃を実現している。
大手EC事業者をクライアントに抱え、Amazonの配送も受託している。
SD exportは昨年4月よりECMS EXPRESSを台湾と香港で導入し、いくつかある配送手段の中でも、安価な配送料で短納期配送を実現するECMS EXPRESSはユーザーからの需要が高く、現在台湾・香港いずれもユーザーの約90%が配送手段にECMS EXPRESSを選択している。(2018年2月~4月のSD export販売データより)
SD exportのアジアでの流通額は昨年同期比137%増(2018年2月~4月のSD export販売データより)と拡大しており、全流通額の約80%をアジアが占めている。
購入額の大きいアジア地域での物流の充実によって、SD exportの利便性を高めさらなる流通額拡大を狙う。
■SD export
http://www.superdelivery.com/en/
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