UDトラックスは6月22日、マレーシア市場の輸入・卸売り販売会社であるTan Chong Industrial Equipment Sdn Bhd (TCIE) を通じて、同国市場向けに中型トラック「クローナー(Croner)」のノックダウン生産(現地組立生産、CKD生産)を開始したと発表した。
「クローナー」のCKD生産は世界初となる。
高速道路網の整備が進むマレーシアでは、国境をまたぐ長距離輸送が活況を呈しており、これに伴いトラックに対する顧客のニーズも変化、より高い信頼性、安全性、そして効率性を兼ね備えたトラックが求められている。
こうしたニーズに対応できるトラックをより戦略的な価格で提供するため、TCIEと共に高出力エンジンを備えた長距離輸送向けの「クローナーPKE」と、効率的な都市間輸送に適した「クローナーLKE」のCKD生産を開始した。
生産パートナーであるTCIEは1978年以来、約40年に渡り、マレーシアでUDトラックスの輸入・卸売り販売を手掛け、累計販売台数は4万5000台に達している。
2016年からは150万マレーシア・リンギットを投じて、大型トラック「クエスター」のSKD生産を開始、現在はCKD生産へと移行している。
「クローナー」のCKD生産開始に際しては、生産拠点に450万マレーシア・リンギットを追加投資した。