タカラスタンダードは8月22日、名古屋工場の敷地内に新倉庫が竣工した。
12月には同工場内に新しい焼成炉を導入し、ホーロー生産能力を増強する。
約8億円を投じた倉庫の延床面積は約3000m2。
これまで外部倉庫で管理していた資材や工場の各棟内にあった資材等を集約し、ロケーション管理システムを導入することで、資材ピッキング時での作業の効率化を図る。
倉庫への荷物集約でできた工場のスペースには、12月に高い効率の排熱回収を行えるリジェネバーナーを搭載した焼成炉を導入する。
出荷数の伸びや高付加価値商品の増加に対応するため、ホーロー生産能力を向上させることが狙い。これにより、名古屋工場のホーロー生産能力は現在より約1.2倍に増強する。
名古屋工場は、1947年に前身である日本エナメルの名古屋工場として設立。
日本で初めてホーローを外壁に使用した同工場は、1967年に発売されたホーロー流し台をはじめ、現在も基幹商品であるホーロー製品の生産工場として重要な役割を担っている。
■名古屋工場 新倉庫・焼成炉の概要
所在地:愛知県名古屋市東区矢田3-5-30
新倉庫延床面積:2952.06m2
新倉庫構造:鉄骨造3階建
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