国土交通省は8月29日、トラック等の運行管理の効率化のため、ETC2.0を搭載した車両の走行位置や急ブレーキ等のデータを活用する、「ETC2.0車両運行管理支援サービス」を本格導入し、8月30日よりデータ配信を開始すると発表した。
広く一般にサービス提供を行うため、公募により選定した道路新産業開発機構を配信事業者として「ETC2.0車両運行管理支援サービス」を本格導入する。
ETC2.0を搭載した、特定の車両の走行位置や急ブレーキ等のデータ(特定プローブデータ)を抽出し、配信事業者に提供。配信事業者は、特定プローブデータの加工・表示を行うサービス事業者に配信し、物流事業者等の車両運行管理等に活用する。
データ配信開始日は8月30日から。
国交省では、バスやトラックの生産性向上をはじめ民間での新たな交通サービスの創出を促進するため、ETC2.0データの官民連携による活用に本格的に着手することとしており、「生産性革命プロジェクト」にも位置づけている。
このうち、トラック等の運行管理について、ETC2.0データの活用により効率化を図るサービスの提供に向けて、検討を実施していた。
■配信事業者
道路新産業開発機構
ITS・新道路創生本部
TEL:0120-552-907
http://www.hido.or.jp/distributes/index.php