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三菱ふそう/双日ふそうフィリピンと現地代理店契約を締結

2018年11月22日/国際

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は11月22日、フィリピンでのFUSO製品の販売総代理店として、三菱自動車フィリピン社(MMPC)に替わり、双日ふそうフィリピン社(SFP)と現地代理店契約を締結したと発表した。

双日の下で新たに設立されたSFPは、2019年第1・四半期に営業を開始する。

今回の締結において、MMPC、双日とMFTBCの間の相互契約により、FUSO事業の円滑な継続を保証していくことに合意した。販売ネットワーク網については、MMPCの下で築き上げた既存ネットワークをSFPに移管していく。

現地の販売・サービス網のさらなる強化に向け、FUSOを専門に扱う販売店をマニラ首都圏北部地区のダイアモンド・モーターズ社(2016年12月設立)に、カヴィデ州カウィットのベスト・サザン・ジェネシス・モーターズ社(2018年9月設立)とパンパンガ州のカーワールド社(2018年10月設立)の2社が加わった。さらに、MFTBCは今後数年にわたり、フィリピン全土の戦略的地点においてFUSO製品に特化した販売店を増やすことを目指す。

商用車を専門とする現地の販売代理店に業務を移管する動きは、各事業部門がそれぞれの顧客ニーズに集中するためのダイムラーの世界戦略の一環。加えて、2016年以降、ダイムラーは世界の主要地域にリージョナル・センターを設立し、現地市場と商用車部門での顧客との関係を強化している。

なお、フィリピンとFUSOの歴史は、1969年より始まっている。現在では、小型、中型および大型トラックならびに小型バスを完成車として販売している。

この市場は、高速道路、空港拡大および治水事業といったインフラ事業への公的投資で、大型トラックの必要性は増している。今年発表した中型トラック「FJ1823」と大型トラック「FJ2528C」は、これからの市場ニーズを満たす製品を顧客に提供するという決意を明確に示すもの。

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