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東邦HD/150億円投じ、広島市安佐南区に高機能物流拠点新設

2018年11月22日/物流施設

東邦ホールディングスは11月21日、医療用医薬品などの高機能物流拠点「東邦薬品 TBC広島」を11月5日に稼働したと発表した。

<TBC広島>
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総額150億円を投じ、敷地面積3万1000m2、地上4階建て延床面積3万1700m2の物流拠点を構築した。取扱品目数は2万5000品目、1か月あたりの最大出荷能力は250億円。

カバーエリアは広島、岡山、鳥取、島根、山口、香川、愛媛、高知、福岡(一部)で、広島県から順次供給エリアを拡大し、2019年1月4日に全エリアに対応する。

<ピッキングロボット>
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TBC広島では、ロボットによるピッキングと箱入れなど、TBC埼玉で培った自動化の技術を進化させることで、入荷から出荷までの無人処理化を実現。チェック機能の強化などによって従来の99.99999%を上回る出荷精度を実現したほか、入荷口へのドックシェルターの設置などでPIC/S GDPに準拠する物流体制を整備した。

また、従来の営業所別出庫から得意先別出庫とすることで、営業所の配送業務を効率化。加えて、TBC広島から直接医療機関に商品を納品する「センター直送便」や、納品時の検品を省略することで得意先の業務効率化に寄与する「NO検品システム」など、サービスの拡充を図った。

そのほか、ホストコンピューターの二重化や72時間稼働可能な自家発電装置、災害対応用バイクの配備など、災害・セキュリティ対策を強化。夜間電力を活用したロボットの自動ピッキングや屋上ソーラーパネルの設置によって環境にも配慮している。

■東邦薬品 TBC広島の概要
所在地:広島市安佐南区伴西2-3-14
敷地面積:3万1014m2
建築面積:1万2207m2
延床面積:3万1700m2
構造:RCSS造 地上4階建
取扱品目数:2万5000品目
取扱品目:医療用医薬品、医療機器、医療材料、検査薬など
カバーエリア:広島、岡山、鳥取、島根、山口、香川、愛媛、高知、福岡(一部)
最大出荷能力:250億円/月
総投資額:150億円
稼働開始日:11月5日

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