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大日本印刷/物流センターの物品や機材の位置情報サービス、提供開始

2018年12月06日/IT・機器

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大日本印刷は12月6日、物流センターや空港・港湾などで物品や設備機材の所在管理を行う位置情報サービスの提供を2019年1月に開始すると発表した。

管理したい機材に電波発信機(ビーコン)を搭載し、受信機を介してクラウドサーバーが位置情報を集約することで、現在の所在や移動ルート、稼働率などを可視化して機材管理を行う。

<DNPソーラービーコン蓄電モデル>
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また、サービス開始にあたり、新たに電源不要で蓄電機能を備えた「DNPソーラービーコン蓄電モデル」を開発した。

新モデルは搭載した蓄電機能によって、照明の無い屋外でも昼夜を問わず使用可能。長寿命蓄電池を採用し、一般的なLiB比較で10倍の放充電サイクルを実現した。

筐体は、屋内外のさまざまな環境で、管理対象機材の異なる部位に搭載できるよう、屋内モデルよりも44%小型化。iBeacon、Eddystone、ucode、Advカスタム(固定)と、幅広い電波発信の仕様に対応できる。

今後は、大型の物流センターや工場を持つ企業、空港・港湾などの運営企業に向けて「DNPソーラービーコン蓄電モデル」と位置情報サービスを提供。

所在管理システムの導入、関連業務(アプリ開発、サーバー提供、運営等)を含めて2021年までに15億円の売上を目指すとともに、ソーラービーコンと連動したサービスの開発・普及が見込まれるモビリティ領域でのサービス展開も目指していく。

■DNPソーラービーコン蓄電モデルの仕様
外形寸法:45mm(幅)×90mm(奥行)×12mm(高さ)
質量:40g
ビーコン電源:太陽電池、二次電池(蓄電池)
アンテナ:内蔵(パターンアンテナ)
送信出力レベル:-16、-12、-8、-4、0、+4 dBm
動作照度仕様:2000ルクス照度下で即時ビーコン発信、10万ルクス照度下2時間でフル充電可能、フル充電時は夜間・荒天時等の0ルクス照度下で約3日間のビーコン発信可能
価格:導入数に応じて見積もり

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