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AT&Tジャパン/大手海運と世界規模の情報通信システムを構築

2019年01月17日/IT・機器

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AT&Tジャパンは1月17日、AT&Tの技術によって、オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)の1万4000人の社員が、世界中どこからでも迅速、安全かつ信頼性の高いネットワークでつながると発表した。

ONEの社員は、場所やデバイスを問わずセキュアな環境で重要なビジネスアプリケーションにアクセスでき、顧客サービスの向上を実現する。

ONEはインフラストラクチャの安全性を確保するためにAT&Tのネットワークベースおよびオンプレミスのファイアウォール・サービスを導入した。併せてONEは、AT&Tのクラウドウェブセキュリティサービスをウイルス、マルウェアなどの侵入から守るために採用し、さらに、セキュアなクラウドプラットフォームへの接続を実現するために、AT&T NetBond for Cloudサービス も活用している。

AT&Tは、リモートアクセス・サービス、ファイアウォールおよびクラウド接続性を提供するとともに、ONEのネットワークを運用管理する。AT&Tの専任エンジニアがシングルポイントの窓口となって、継続的なサポートと相談に応じる。これによって、ONEは事業所ごとにITスタッフを置く必要がなくなり、効率的な運用が可能となる。

ONEが100%出資するIT子会社、One Tech Stop Pte Ltd.の植木 潤マネージング・ダイレクターは「ONEは、世界の貨物輸送のあり方を変える画期的なソリューションと高度なサービスを提供することを目指して設立された。そのためには、クラス最高のインフラをゼロから整備する必要があり、加えて、このインフラの立ち上げと運用を迅速に行わなければならなかった。AT&Tは、これらすべてを兼ね備え、安定的かつ安全なネットワークを提供できる能力を有していた」と述べている。

なお、ONEは川崎汽船、商船三井、日本郵船の定期コンテナ船事業を統合して設立。2018年4月の営業開始時には250隻の船舶を擁しており、世界第6位の定期コンテナ船事業規模となった。同社は、業界の革新的なマーケット・チャレンジャーとして国際海運業の変革を目指している。

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