LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





大和ハウス/2019年物流施設25棟着工、千葉流山で延床33万m2建設

2019年01月23日/物流施設

大和ハウス工業は、2019年にBTS型(Dプロジェクトシリーズ)とマルチテナント型(DPLシリーズ)で、合計25棟の物流施設の着工を予定している。

東日本では、マルチテナント型13棟、BTS型5棟を着工。このうち、千葉県流山市では、延床面積が1棟建ての物流施設として国内最大33万m2の「DPL流山II」を6月に着工するほか、隣接地でも延床面積12万m2の「DLP流山1-A」を4月に、延床面積11万m2の「DPL流山1-B」を12月に着工する。

首都圏や東日本全域にアクセスできる流山への需要は高く、2018年3月に竣工した延床面積14万m2のDPL流山Iは、ほぼ全区画にテナントが入居済み。大型施設を相次いで着工し、同地域での物流施設需要に応えるとともに、今後は業務提携しているフルキャストなどの人材派遣会社と連携し、雇用の確保についても対策を進めていく方針だ。

一方、西日本での着工件数は、BTS型6棟、マルチテナント1棟を予定している。大阪府茨木市では2018年10月に造成を完了した産業団地「茨木北ロジスティックテクノパーク」内で、延床面積2万1000m2の「Dプロジェクト茨木北1-(2)」を1月中旬に着工したほか、延床面積7万5000m2の「Dプロジェクト茨木北1-(5)」を3月に、延床面積2万6000m2の「Dプロジェクト茨木北2-(1)」を4月に、延床面積1万1000m2の「Dプロジェクト茨木北1-(1)」を5月に着工する。

また、沖縄県浦添市では、大和ハウス工業として同県初の物流施設となる延床面積1万4000m2の「Dプロジェクト沖縄浦添」を4月に着工する予定だ。

大和ハウス工業は、物流施設の稼働率を高める観点から、BTS型とマルチテナント型の割合として7:3を目安に開発を進めてきた。しかし、近年ではEC事業者など早期の物流拠点立ち上げを望む顧客が増えており、需要に応えるためBTS型よりも開発期間の短いマルチテナント型の物件を増やした結果、マルチテナント型の比率が足元で35%まで上昇している。

今後については、顧客のニーズを踏まえてマルチテナント型の開発を進める一方で、BTS型についても従来通り注力し、柔軟に施設を提供していくとしている。

■2019年着工予定の主な物流施設
「DPL流山II」
施設形態:マルチテナント
建設地:千葉県流山市
敷地面積:13万5592.56m2
延床面積:32万9256.2m2
着工:6月1日
竣工:2021年7月31日

「DLP流山1-A」
施設形態:マルチテナント
建設地:千葉県流山市
敷地面積:5万3937.19m2
延床面積:12万2219.77m2
着工:4月15日
竣工:2020年7月31日

「DPL流山1-B」
施設形態:マルチテナント
建設地:千葉県流山市
敷地面積:6万1074.38m2
延床面積:11万7401.65m2
着工:12月15日
竣工:2021年8月15日

「Dプロジェクト茨木北1-(2)」
施設形態:BTS
建設地:大阪府茨木市
敷地面積:2万9747m2
延床面積:2万1725m2
着工:1月15日(着工済み)
竣工:8月31日

「Dプロジェクト茨木北1-(5)」
施設形態:BTS
建設地:大阪府茨木市
敷地面積:5万1590.28m2
延床面積:7万5582.58m2
着工:3月1日
竣工:2020年7月31日

「Dプロジェクト茨木北2-(1)」
施設形態:BTS
建設地:大阪府茨木市
敷地面積:3万8720m2
延床面積:2万6446.28m2
着工:4月1日
竣工:2021年5月31日

「Dプロジェクト茨木北1-(1)」
施設形態:BTS
建設地:大阪府茨木市
敷地面積:2万3775m2
延床面積:1万1515.41m2
着工:5月1日
竣工:2020年2月28日

「Dプロジェクト沖縄浦添」
施設形態:BTS
建設地:沖縄県浦添市
敷地面積:8796.69m2
延床面積:1万4430m2
着工:4月25日
竣工:2020年8月31日

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース