佐川急便は3月27日、西日本シティ銀行とSynaBizとの間で、ビジネスマッチング契約を締結し、全国の銀行で初めてとなる「在庫の再流通」を目的としたサービスを4月8日から開始すると発表した。
サービスは西日本シティ銀行の取引先企業向けに、佐川急便の先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム「GOAL」が提供する顧客の経営課題を解決する新たな物流ソリューションと、SynaBizが運営する流通プラットフォーム(インターネット上の商取引サイト)を活用することで、取引先企業が保有する資産(在庫)の再流通(販売)と物流の最適化を支援するもの。
西日本シティ銀行の取引先企業は、このサービスを活用することで、在庫の保管コストや廃棄コストを抑制することが可能となり、廃棄ロスを削減することで、社会課題の解決の一助となる。
また「GOAL」が顧客の物流に関する顕在化した課題のみならず、潜在的課題を抽出し物流に加えIT、決裁、人材派遣などのサービスを融合したソリューション提案により部分最適ではなく全体最適を提案するとしている。
さらに、再流通によって、購入された商品代金の一部が社会貢献活動団体に寄付されるため、西日本シティ銀行の取引先企業は、このサービスを通じて社会貢献活動・地域貢献活動を、間接的に支援できる。
■各社概要
企業名:西日本シティ銀行
所在地:福岡市博多区博多駅前3-1-1
設立:1944年12月
事業内容:預金・貸付業務等の金融サービスにかかわる事業
企業名:SynaBiz (オークファン 100%子会社)
所在地:東京都品川区上大崎2-13-30
設立:2015年7月