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Logpose Technologies/ロジスティードと連携し、拠点横断の集中配車に挑戦

2025年10月08日/IT・機器

Logpose Technologiesは10月8日、ロジスティードと連携し複数拠点の配車情報を統合的に管理・采配する「拠点横断の集中配車PoC(概念実証)」を実施し、物流ネットワークの全体最適化に向けた新たな成果を得たことを発表した。

<Logposeとロジスティードのロゴ>
20251008logpose - Logpose Technologies/ロジスティードと連携し、拠点横断の集中配車に挑戦

このPoCでは、「どの拠点がどの案件を受けるべきか」が明確にわかる営業強化、「空きリソースの共有による拠点連携」、そして「集中配車による差配最適化」を主軸としたシミュレーションを展開。実運用への手応えとともに、今後の業界変革を見据えた中長期的ビジョンが共有された。

日本の物流業界は現在、拠点ごとに最適化された運用が横断連携を阻む構造的課題を抱えている。営業KPIやデータ更新タイミングが拠点単位で分断されているため、案件受注や配車判断が個別最適となり、ネットワーク全体としての効率を最大化できていない。

この課題に対し、Logpose Technologiesはロジスティードと連携し、グループ会社のロジスティード東日本における複数拠点の配車実績データを一元的に可視化・分析するPoCを企画。集中配車による全体最適の実現可能性を、仮想環境でシミュレーションした。

PoCでは、営業強化、拠点間連携、集中配車を目的に、LogposeのAI自動配車アルゴリズムとダッシュボードを活用した分析を実施した。その結果、空きリソースの可視化→営業戦略への反映という新しい可能性が見出され、ロジスティードから高評価を獲得。「輸送データの有効活用による営業改革」としても注目を集めた。

今後、今回のPoCで得られた成果をもとに、ロジスティードグループでは実運用へ向けた検討、活用対象とする拠点の選定条件の整理などを進めていく予定だ。

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