ZMPは3月28日、宅配ロボット「CarriRo Deli(キャリロデリ)」による無人配送サービスにおいて、ブロックチェーン技術を活用、デモンストレーションを行ったと発表した。
<慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで実証実験中のCarriRo Deli(キャリロデリ)>
構築したシステムは、自律走行する宅配ロボットの配達サービスでの、注文完了、商品積込完了、配送完了、受取完了、といった各ステップについて、その事実をブロックチェーンに順次記録し、ダッシュボードに可視化した。
強力な暗号化を行いブロックチェーンに記録してゆくことにより、記録内容の改変は不可能となる。荷物の配送が適切な状態でなされたかどうかを示すことにより、配達サービスでの信頼性・透明性向上へ寄与するとしている。
システムは、ZMP子会社のAIDELI社が開発しベータ版としてリリース、3月13日に、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで宅配ロボットCarriRo Deliでローソンの商品を無人で配送するサービス実証において使用し、デモンストレーションを行ったもの。
今後、より高度なトレーサビリティを実現すルームため、配達時のボックス内の温度や振動といった配達状況に関するデータも取得しブロックチェーンに記録・保管することも検討していくとしている。