いすゞ自動車は3月29日、中型トラック「フォワード」を改良・発売したことで、いすゞ全トラックシリーズがコネクテッド化したと発表した。
改良では、これまでオプションとして展開していた通信端末をフォワード全車に標準搭載。車両心臓部のコンディションを、インターネットを介して顧客自身で把握可能となる。
顧客と同時に、いすゞも車両の詳細データを把握している。これにより、2015年より大型トラック「ギガ」で展開を始め、2018年には小型トラック「エルフ」にも展開した「PREISM」がフォワード全車で実施可能となる。
「PREISM」は、車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。
また、いすゞのキャプティブファイナンス会社であるいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、いすゞが責任を持って「PREISM」を実施する「PREISMコントラクト」の提供も開始。車両の稼働最大化に貢献する安心のサービスとしている。
さらに、アクセルとフットブレーキを同時に作動させた場合ブレーキを優先させる、ブレーキ・オーバーライド・システムを全車に標準装備。また、車両総重量8トン未満の車型にサイドアンダービューミラーを標準装備する。これにより、フォワードのすべての車型にサイドアンダービューミラーが標準装備される。
フォワード全体の目標販売台数は1万6500台/年。
東京地区希望小売価格は、車型2RG-FRR90T2、エンジンが4HK1-TCS、154kw(210PS)トランスミッションが6速Smoother-Fxで、804万6000円(税抜)。