商船三井フェリーは5月17日、新造RORO船「すおう」を東京－苅田航路で就航させた。
＜RORO船「すおう」＞
「すおう」の就航で、東京－苅田間で3隻体制によるデイリー・定時発着の新サービス（日曜除く週6便）が本格的にスタート。直行運航で両港間を従来から7時間短縮した25.5時間で結び、デイリー化、高速化、定時化を確立し、安定的な3日目配送を可能にする利便性の高い輸送を提供する。
「すおう」は、2月28日に同航路に就航した「ぶぜん」の同型船で、今治造船傘下の南日本造船大在工場で建造された。車両積載能力の増強、電源プラグの大幅な増設を行うことで、関東－九州間の物流の新たな担い手として役割を果たしていく。
■すおうの概要
総トン数：1万1675トン
全長：175.3m
全幅：27.0m
喫水：6.8m
航海速力：23ノット
主機関：1万5930kW×1基
電源プラグ：100基
旅客定員：12名
車両搭載数：大型トラック160台、乗用車220台
