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栗林商船/RORO船「神明丸」を運航開始、増便でモーダルシフト加速へ

2025年10月23日/IT・機器

栗林商船は10月22日、RORO船「神明丸」の運航を開始した。運航船舶を従来の5隻から6隻体制に増強し、海上モーダルシフトの推進に応える。

<RORO船「神明丸」>
20251023kuribayashi1 - 栗林商船/RORO船「神明丸」を運航開始、増便でモーダルシフト加速へ

海上モーダルシフトを通じ、トラックから排出されるCO2の削減効果も見込む。例えば、仙台~大阪間では、トラック輸送に比べて1台当たり2.32トン-CO2(74%)の削減となる。

<増便イメージ>
20251023kuribayashi2 - 栗林商船/RORO船「神明丸」を運航開始、増便でモーダルシフト加速へ

今回の増便により、大阪港をはじめとする主要港への寄港回数を増やす。東京港~大阪港のほか、栗林商船が唯一のRORO船事業者である仙台港~大阪港など主要都市間の輸送利便性を大幅に向上させる。

一例では、東京~大阪間の陸送だと10~12時間かかっていたトラック運転時間が、RORO船を用いた海陸一貫輸送に転換すると3時間にまで短縮。トラックドライバーの長時間労働抑制や、ドライバー不足問題にも対応できる。

栗林商船は、苫小牧、釧路、仙台、東京、清水、名古屋、大阪を結ぶ海上輸送を、RORO船とグループ全体で保有する約3300台のトレーラーで行う「海陸一貫輸送」を強みとする。「2024年問題」やCO2削減など社会課題の解決にも取り組む方針だ。

■各港の寄港状況(週当たりの便数)
<東京港発>
大阪港着 4便→5便
仙台港着 5便→6便
苫小牧港着 5便→6便

<大阪港発>
東京港着 4便→5便
仙台港着 4便→5便
苫小牧港着 4便→5便

<仙台港発>
大阪港着 4便→5便
苫小牧港着 5便→6便
東京港着 5便→6便

<苫小牧港発>
大阪港着 4便→5便
仙台港着 5便→6便
東京港着 5便→6便

栗林商船/内航定期航路を増強し海上モーダルシフトニーズに対応

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