日鉄物流は6月30日、北九州~堺航路で運航する鉄鋼専用 RORO 船の老朽更新として高効率RORO船、「そうめい」の運航を6月28日に開始したと発表した。
同船は、既存の港湾インフラにおいて、新たな技術を最適に融合することにより、積載効率と荷役能率を約3割高め、省エネを図ることで環境に優しい船としている。また、安全性の向上と船員の働き方にも配慮した、様々なシステムや設備を導入している。
また、経済産業省資源エネルギー庁と国土交通省海事局による「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金(内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業)」において、「高能率荷役システムを導入した小型 RORO船の省エネ実証事業」として採択されている。
■仕様
名称:そうめい
全長: 91.72m
型幅(船の幅):16.80m
型深(船の深さ):13.45m
満載喫水:4.50m
載貨重量:2150t
総トン数:2502トン
航海速力:13.3 ノット
荷役効率:230t/h
JMU/3055TEU型コンテナ船「INTERASIA TACTIC」を引渡