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トッパン・フォームズ/3温度帯ライナーレスラベルソリューションを開発

2019年05月21日/IT・機器

トッパン・フォームズは5月21日、配送物へのラベリング業務の自動化・省力化に貢献し、環境負荷を低減する「3温度帯ライナーレスラベルソリューション」を開発したと発表した。

<ライナーレスラベル>

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ライナーレスラベルは、幅広い温度帯で利用可能なことに加え、裏面の剥離紙がないため廃棄物の削減が可能。これらの機能は、水に付けると粘着性が発現する再湿糊を採用することで実現している。また、同ラベルの自動貼り付けが可能な専用オートラベラーを用いることで、業務の自動化・省力化に貢献するソリューションとして提供していくとしている。

<ラベラーへのラベルセットイメージ>

20190521toppan2 500x217 - トッパン・フォームズ/3温度帯ライナーレスラベルソリューションを開発

特長は、ラベリング業務の自動化により、作業効率が大幅に向上すること。また、剥離紙がないため、ラベルの取り付け部を簡素化することができ、メンテナンスが容易になることやトラブル時も素早い復旧が可能になる。また作業中に廃棄物を撤去する手間も削減可能。

剥離紙が不要な構造のため、従来の配送ラベルで発生する廃棄物を削減可能。100万セットの利用で1.4トンの廃棄物削減効果があり、処分費用の削減効果も期待できる(9インチタイプの配送ラベル利用時の比較)。

さらに、低温に強い糊を使用しており、常温からF1級(-20℃から-30℃)の温度帯まで利用可能。また結露に強いため、伝票がはがれる(落伝)リスクを低減する。

トッパンフォームズは、物流業界や通販業界などを中心に「3温度帯対応ライナーレスラベルソリューション」を拡販し、2020年度に1億円の売上を目指す。

また、「ライナーレスラベルソリューション」だけでなく各種帳票・ラベルなどのビジネスフォーム関連や電子通知などのデジタルソリューション、ICタグを中心としたIoTソリューション、定温輸送ソリューションなど、幅広い分野のソリューションの提供により、顧客の業務効率化を支援していく。

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