ZMPと日本ファイリングは5月21日、「CarriRo(キャリロ)AD(自律移動モデル)」にデジタルピッキングシステム(DPS)と連携する機能「CarriRo DPS」を追加すると発表した。
新機能では、CarriRoの外部機器連携機能を活用。特定のランドマークに到達することで、CarriRoからDPSに指示を送り、該当エリアのDPSの特定の表示機を光らせ数量を表示させる。これにより、DPS利用時に自動搬送も同時に実現することが可能となり、ピッキング業務の大幅な省人化と、作業ミス防止による作業性の向上が見込める。
<倉庫内ピッキングの運用フロー>

倉庫内で商品をピッキングする場合では、DPSが設置されたピッキングエリアをゾーンに分類し、それぞれに対応した可変ランドマークを設置。CarriRoがピッキングが必要なゾーンの可変ランドマークの位置で停止し、そのゾーンでピッキングが必要な棚の表示器を光らせる。ピッキングが終了し、商品が載せられると、CarriRoはまた自動で次のピッキングが必要なゾーンまで走行する。
CarriRoは場所を選ばず柔軟なルート設計が可能で、既存の棚に簡便に後付けでDPS表示器を設置することで、既設センターでも円滑に活用することができる。新機能のリリースは、2019年下期を予定している。