日野自動車は6月6日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(ピストン)。
中型トラックのエンジンにおいて、ピストン鋳型の形状が不適切なため、鋳造時にピストンスカートの下端部に空隙(ブローホール)が発生しているものがある。そのため、当該部を起点にスカート部が損傷することで異常な打音が発生し、そのまま使用を続けると、エンジンが停止するおそれがある。
使用者にこの不具合および予見事象を周知し、異常な打音が発生した場合は、ピストンを対策品に交換する。
リコール対象車の台数は7万9190台。交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両が10台。不具合の件数は96件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001292295.pdf