ANAは7月4日、九州佐賀国際空港で、国内初となる実際の運航便への遠隔操作による機体牽引を行った。
<リモコン式遠隔操作による航空機牽引>
<リモコン式遠隔操作牽引車(右)>
ANAは、2018年10月から独mototok社製のリモコン式遠隔操作牽引車「Spacer8600」を使用した航空機の移動・牽引に関する実証実験に着手。実験を通じて、操作者がより平易で安全に移動・牽引を行えることや、短時間での業務習熟が可能となることが確認されている。
ANAグループは、佐賀空港をイノベーションモデル空港と位置づけ、遠隔操作による航空機の牽引をはじめとした先進技術の導入を進めている。今後は、佐賀空港での運用状況を踏まえてオペレーション上の課題を抽出し、他空港への導入を進めていく。