日本通運は8月9日、福岡県京都郡に「苅田MLC-Ⅱ(苅田マルチロジスティクスセンター)」を建設し、8月5日に竣工式を行ったと発表した。
<南側からの新倉庫外観>
<敷地内に併設したコンテナヤード>
この拠点は、東九州自動車道苅田北九州空港IC、北九州空港や苅田港に近く、陸海空の複合 的な物流インフラが整備された非常に優れた立地。同敷地内には、2018年2月に先行して竣工した苅田MLC-1(延床面積:1万7815m2)が隣接しており、この苅田MLC-2の稼働によって、延床面積3万1613m2を有する自動車関連物流の一大拠点となる。
新倉庫では、苅田MLC-1に続き、自動車産業関連の調達部品供給を中心とした業務を行い、国内外調達部品のコンテナ取り扱いに対応したCY機能、定温管理を必要とする自動車部品に対応した設備、精密部品の検査室などを備えている。
なお、日通は、「日通グループ経営計画2023~非連続な成長“Dynamic Growth”~」の「コア事業の成長戦略」における顧客(産業)軸アプローチとして、自動車産業を重点産業と位置付けている。この倉庫の稼働により、年々高まる顧客の輸送品質に対するニーズに応えていくとしている。
■概要
名称:九州オートモーティブロジスティクス支店 苅田MLC-Ⅱ
所在地:福岡県京都郡苅田町新浜町9-19
構造:鉄骨造平屋建
設備:自家発電設備、太陽光発電、EV充電スタンド3基等
敷地面積:4万9660.47m2(苅田MLC-1、苅田MLC-2、CY含む)
建築面積:1万6725.57m2
延床面積:1万7815.92m2
倉庫棟面積:1万5487.08m2
事務所棟(2階建て):2296.94m2