国土交通省は8月9日、トラック隊列走行の実現に向け、インフラ面での事業環境整備の検討を行ってきた「新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用に関する検討会」において、「新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用の方向性中間とりまとめ」を策定したと発表した。
<官民ITS構想・ロードマップ2019(IT総合戦略本部決定)におけるスケジュール>

<ロードマップの実現に向けたインフラ面の対応(イメージ)>

<新東名・新名神における新しい物流システムに対応したインフラのイメージ>

中間とりまとめでは、新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用の方向性として、後続車無人隊列走行の商業化までは、本線合流部での安全対策、隊列形成・分離スペースの確保、運行管理のあり方などが示されている。
また、後続車無人隊列走行の普及時には、独立した専用レーン化、専用の走行空間に直結する物流拠点の整備、隊列車運行管理システムの導入などが示されている。
国交省では、中間とりまとめに盛り込まれた取り組みの実施に向けて、検討を進めていくとしている。