ジョーンズラングラサール(JLL)は8月13日、東京圏のロジスティクス市場の2019年第2四半期の動向をまとめた。
<2019年第2四半期ロジスティクス プロパティクロック>

それによると、東京圏の空室率は3.3%、前期比0.8ポイント低下、前年同期比1.1ポイント低下となった。東京ベイエリアの空室率は0.0%と前期比、前年同期比ともに横ばいで推移した。内陸エリアの空室率は5.2%と前期比1.1ポイント低下、前年同期比1.7ポイントの低下となった。
東京圏の賃料は月額坪当たり4274円、前期比0.5%上昇、前年同期比1.4%上昇となった。東京ベイエリアにおける新規供給の賃料水準が賃料上昇を牽引した。東京ベイエリアは前期比0.6%上昇、前年同期比3.0%上昇、内陸エリアは前期比0.1%下落、前年同期比0.2%上昇となった。
なお、賃貸市場の見通しでは、2019年と2020年に大規模な新規供給が予定されているものの、今後も需要は堅調となると予測されることから、空室率の上昇は限定的となる見込み。したがって、賃料は、既存と新規供給とも概ね安定的に推移する見通し、としている。