ヤマトホールディングスは8月23日、日本車いすラグビー連盟(JWRF)と、オフィシャルサポーター契約を締結したと発表した。
<2018年の車いすラグビーの日本代表選手>
主な支援内容は、競技用車いすの輸送支援。JWRF登録選手の合宿、遠征および大会などの参加時に、競技用車いすの国内輸送を行う。このサービスの利用を希望する選手には受付窓口を含めたスムーズな車いす輸送を実現する。
また、競技用車いすの輸送資材の開発を行う。車いす輸送に適した輸送資材の開発を行い、JWRF強化指定選手などが競技用車いすを輸送する際の負担軽減を実現するとしている。
なお、車いすラグビーは、四肢に麻痺のある障害者が車いすで競技する障害者スポーツとして1970年代にカナダで考案され、欧米では広く普及している車いすによる国際的なスポーツ。1996年のアトランタパラリンピックではデモンストレーション競技として初登場し、2000年のシドニーパラリンピックからは実施競技になった。同競技は、車いすによるコンタクト(相手の車いすに自分の車いすを衝突させること)がルールで認められている迫力満点の競技。
日本代表は、前回のリオデジャネイロ2016大会では初の銅メダルを手にし、2018年の「GIO2018IWRFウィルチェアラグビー世界選手権」でも世界ランキング1位のオーストラリアを破って金メダルを獲得した。車いすラグビーは、東京2020大会でメダル獲得が期待される競技の一つとなっている。