ヤマト包装技術研究所は8月29日、日本包装技術協会主催の「2019日本パッケージングコンテスト」で「包装アイデア賞」を受賞したと発表した。
<入賞作品>
入賞作品の「球根水耕栽培キット商品の小型化二形態パッケージ」は、富山県花卉球根農業協同組合の販路拡大をサポートするために開発した製品。
内箱は、球根を固定しながら水が入った状態で輸送でき、球根の劣化を防止、輸送後もそのまま栽培可能。また、外箱は箱型にもハンドキャリー型にも形状を変化させることができ、輸送時はコンパクトに、店頭で球根の芽が伸びてきたらハンドキャリー型に変化させることで、輸送効率と球根の商品価値の持続化を実現している。
審査では、コスト削減と輸送効率向上、球根の商品価値持続化に貢献したこと、外箱を3部品構成から1部品にしたことで容積を48%削減しコンパクト化を図った点、植物が成長した際に外箱の蓋を立ち上げるだけでハンドキャリー型に変形できる点が評価された。
日本パッケージングコンテストは、日本の優れたパッケージングとその技術の開発・普及を目的とした、日本包装技術協会主催のコンテスト。 包装のデザインからロジスティクスまでを網羅した11の審査項目によって、その年の優秀な包装作品を表彰している。ヤマト包装技術研究所の入賞は、3年連続4度目。