日本郵船は8月30日、フランスに本部を置く石油・ガスメジャーTOTALの子会社Total Gas & Power Chartering Limited(TGPCL)と、新造LNG船1隻の長期定期用船契約を締結したと発表した。
新造船は韓国の三星重工業で2021年に竣工予定。燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」や、余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載する。
カーゴタンクは容量17万4000m3のメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現する。
■LNG船の概要
積載容量:17万4000m3
全長:293m
全幅:45.8m
主機関:X-DFエンジン
航海速力:19.5ノット
建造造船所:三星重工業
竣工予定:2021年