福岡運輸は9月5日、会計・財務システムを10月から全面的に刷新し、管理業務での「働き方改革」を積極的に推進していくと発表した。
同社では、以前より日次レベルでの車両別、運行別損益を把握していたが、この会計・財務システムの刷新により、一般管理費を含んだすべての費用をリアルタイムで把握できるようにしたもの。
システム導入により、業務の標準化が進展し、ヒューマンエラーによる入力ミス等が大幅に減少した。
また、債権・債務管理においては、IT技術を採り入れることにより、短時間で入金、支払い処理をすることができるようになった。同時に、請求書の電子発行、支払手形の電子化を並行して採用したことで、経理業務の生産性を向上させることが可能となった。
このシステム導入により、年間1600時間の業務量削減が可能となった。
福岡運輸では、運送業界が直面する人手不足など、急速に変化するビジネス環境の中で、クラウドやAIといった新しいIT技術を活用し、今後も省力化、省人化を進めていくとしている。
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