全日本トラック協会は9月12日、第59回「正しい運転・明るい輸送運動」実施計画を発表した。
この運動は、交通・労働災害事故の防止、環境保全及び輸送秩序の確立により、円滑な輸送の達成を図り、年末年始の輸送繁忙期における安全、安心な輸送サービスを提供することを目的としている。
運動期間は11月16日から来年1月10日まで。主催は全ト協と各都道府県トラック協会。国土交通省と警察庁が後援する。
実施事項は、15項目。そのうち、事故防止に関する重点項目として「飲酒運転の根絶」「追突事故及び交差点における事故防止の徹底」「過労運転防止の徹底」「 確実な点呼の実施」「携帯・スマートフォンの使用禁止の徹底」「健康診断の受診の徹底」の6項目を挙げた。
このうち、「飲酒運転の根絶」では、経営者は、飲酒運転の根絶のため、全ト協制作の「飲酒運転防止対策マニュアル」等を活用し、社内安全教育や点呼時等において、飲酒運転の悪質性・危険性を十分に理解させ、トラック運送業界から飲酒運転を根絶させる、としている。
その他、「荷役作業時の安全確保の徹底」「高速道路における事故防止の徹底」「車両の安全性確保の徹底」「降積雪期における輸送の安全確保の徹底」「正しい積付け・固縛方法の徹底」「正しい積付け・固縛方法の徹底」「運輸安全マネジメントの徹底」「安全意識の高揚」「輸送品質・サービスの向上」を挙げている。