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日本郵船/自動車専用LNG船の建造に着手

2019年09月24日/IT・機器

日本郵船は9月24日、新来島どっくに発注した自動車専用LNG船の建造に着手したと発表した。

<新来島豊橋造船で9月20日に行われた起工式>

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新造船は、 国内で建造される初の大型LNG燃料船で、2020年秋頃の竣工を予定している。

大型のLNG燃料タンクを備えた世界最大級の自動車専用船で、タンクの大型化による自動車積載スペースの減少を最小限に留めるため、設計に工夫を凝らすことで1隻あたり7000台(基準車換算)の輸送を可能にしている。

また、環境省と国土交通省の「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減モデル事業」の支援を受け、LNG燃料を最大限活用することでさらなるCO2排出削減を達成する技術を搭載し、実運航時の技術実証を実施する予定。

環境性能としては、2025年に要求される国際海事機関(IMO)のEEDI規制Phase3の基準値を大幅に上回る40%のエネルギー効率(輸送単位あたりのCO2排出量)の改善を見込み、従来の重油焚き機関と比べ硫黄酸化物(SOx)で99%、窒素酸化物(NOx)で86%の排出削減を見込んでいる。

■新造船の概要
全長:199.95m
型幅:38.00m
最大積載自動車台数:7000台
総トン数:7万3500トン
船籍:日本

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