横浜市港湾局は10月18日、バルセロナ港と今後の友好関係・協力関係を強化していくために基本協定を締結すると発表した。
協定は「両港湾の共通利益分野における協力及びその枠組みの発展・拡大を目指し技術交流、友好関係を深めることを目的」とする。
また、約定は「港湾管理、港湾計画・建設、港湾情報システム、持続可能な港湾、環境、観光・クルーズ、港湾事情における革新など様々な事項に関する情報交換」としている。
横浜港とバルセロナ港は、世界有数のクルーズ拠点港であり、コンテナや完成自動車の国内最大級の取扱拠点でもあることから、連携してプロモーションを行うことができる。
バルセロナ港は世界的な観光地であるとともに、7つの客船ターミナルを運営している世界でも指折りのクルーズ港。横浜港としては、港と観光との連携やターミナルの運営手法を学ぶことができると考えている。
また、物流分野においては、自動化されたコンテナターミナルや広大なロジスティクス拠点を整備していることから、計画や運営などを参考とすることができる。
なお、協定締結式は10月25日、横浜市のパシフィコ横浜で開催する。