横浜市が国際港湾協会(IAPH)が開催するサステナビリティアワードに提出していたプロジェクトがこのほど、「気候変動とエネルギー部門」で最優秀賞を受賞した。最優秀賞の受賞は、横浜市が日本初となる。
IAPHは、世界の港湾の発展と港湾関係者の交流を目指して1955年に設立された、世界の港湾管理者と港湾関係者が集まる唯一の国際NGO。
アワードに提出したプロジェクトでは、ことし3月に策定した「横浜港港湾脱炭素化推進計画」を題材に、横浜港でのカーボンニュートラルポートの形成へ向けた多様な連携や取組について紹介。
同計画には、横浜市独自の取組として実施している国際水準で行うCO2排出量の把握や、新技術を活用した脱炭素化構想などが盛り込まれており、官民と国際機関が連携し、一体感を持って脱炭素化に挑戦する点が評価されたという。
IAPHサステナビリティアワードは、世界各地の港湾の知見を集約し、取組を推進するため、「環境保護」や「デジタル化」など6つのカテゴリーでプロジェクトを募集し、優れた案件を選出している。
2025年は世界から112件のエントリーがあり、各部門1港が最優秀賞として、10月8日に神戸市で開催された「世界港湾会議」で発表され、授賞式が行われた。
横浜市/国際港湾協会サステナビリティアワード最優秀賞、日本港湾で初受賞
